“花形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はながた46.2%
スタア15.4%
スター15.4%
かけい7.7%
エスパダ7.7%
ジュヌ・プルミエ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その楽譜がくふは、老人ろうじんの太い書体しょたいで特別にねんをいれて書いてあった。最初さいしょのところには輪や花形はながたかざりがついていた。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
彼が、軽いおどろきを感じて、見上げると、階段の中途をしづかに降りかかつてゐるのは、今日の花形スタアなるアンナ・セザレウ※ッチと瑠璃子夫人とだつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
そして「鴉黒吉」の名は、「貴志田葉子」に並んで、ゲラ紙に刷られた広告ひろめに少年少女の花形スターとして、大きく刷り出された。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
春に新葉しんようとも茎上けいじょうに短い花穂かすいをなし、数花が咲くのだが、ちょっと他に類のないめずらしい花形かけいである。これを地にえるとよく育ち、毎年花がく。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
そこへ単身徒歩で登場して牛に直面し、機を見て急所へ短剣エストケの一撃を加えて目出度めでた仕留しとめるのが、3のマタドウル・デ・トウロスだ。このとどめをさす役が、闘牛中の花形エスパダなのである。
……そのころ、その六つの屋敷の花形ジュヌ・プルミエで、人気の的だったのは、そら、ご紹介しますわ(ドールンをあごでしゃくって)——ドクトル・ドールンでしたの。