“艶姿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あですがた61.5%
えんし23.1%
やさしきすがた15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顔容かおかたちは夜目、ことには、頭巾眼深——ちょいとハッキリしないのだが、この艶姿あですがたから割り出すと、さもあでやかだろうとしか考えられない。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
艶姿えんしにはなお、瑞々みずみずと垂れるようなものがあったが、廉子ももう聞きわけのない妙齢ではない。女性の三十一であった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我里の羽子つき辺鄙へんひとはいひながら、かゝる艶姿やさしきすがたにあらず。