“艦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふね87.9%
かん6.1%
ぶね3.0%
フネ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大砲をうつとき、片脚をぷんとうしろへ挙げるふねは、この前のニダナトラの戦役での負傷兵で、音がまだ脚の神経にひびくのです。
烏の北斗七星 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
その年うるう五月五日、咸臨丸かんりんまる無事ぶじ帰朝きちょうし、かん浦賀うらがたっするや、予が家の老僕ろうぼくむかいきたりし時、先生老僕ろうぼくに向い、吾輩わがはい留守中るすちゅう江戸において何か珍事ちんじはなきやと。
『八島』と一しょに紅玉島を砲撃した僚艦(友だちぶね)『秋津洲』は、爆雷でやられたか、それとも闇にまぎれて無事に逃げ出したか、行方がわからない。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
「陸ニ砲花 海ニフネ——」
サクラの花びら (新字旧仮名) / 牧野信一(著)