“興奮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうふん79.5%
ハヤ7.7%
あが2.6%
たかぶ2.6%
はづ2.6%
はや2.6%
エキサイト2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はじめにかれがなにを言ったか、人びとがかれになにをたずねたか、わたしはひじょうに興奮こうふんしきっていたのでよくわからなかった。
だが、身狹乳母ムサノチオモの計ひで、長老オトナは澁々、夜道を、奈良へ向つて急いだ。あくる日、繪具ヱノグの屆けられた時、姫の聲ははなやいで、興奮ハヤりかに響いた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
興奮たかぶった恋情にひしと抱き合った。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
だが困つた事には身体からだが牛のやうに肥えてゐるので、お説教が興奮はづむと、ふいごのやうな苦しさうな息遣ひをする。
あくる日、絵具の届けられた時、姫の声ははなやいで、興奮はやりかに響いた。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
興奮エキサイトした牛は、まずこれをめがけて全身的に挑み——牛ってやつは紅いものを見ると非常識に憤慨するくせがある——かかっている。