“臼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うす97.1%
うすつ1.0%
きう1.0%
1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すると、門前の豆腐屋がきっと起きて、雨戸を明ける。ぎっぎっと豆をうすく音がする。ざあざあと豆腐の水をえる音がする」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
とき午後ごゞ六時ろくじ間近まぢかで、夕陽ゆふひ西山せいざんうすついてる。
怖ろしい榴弾砲やきう砲やを敵の砲兵に見つからないやうに、枯木や、木の株のやうに彩色する一方では、壊れた荷馬車や樹の幹やを、大砲のやうに見せかけて
こよいはもう知れたもの
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)