“自然薯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じねんじょ81.8%
やまのいも9.1%
じねんじょう4.5%
じねんじよ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「きのう木村様が、おらっちの山の自然薯じねんじょめてくれたで、けさ早く、おっ母にも手伝ってもらって、山芋を掘って持って来たんさ」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
柿のあえだの、干魚を煮びたした肴なども見える。ほんのわずかずつではあったが、自然薯やまのいもおろしてあった。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
新「早く堀らねえと彼処あすこの山は自然薯じねんじょうを堀りにく奴が有るから、無暗むやみられるといけねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
すぐまへなるはしうへに、頬被ほゝかぶりした山家やまが年増としまが、つとひらいて、一人ひとりひとのあとをとほつた、わたしんで、げて、「おほき自然薯じねんじようておくれなはらんかいなア。」
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)