“臘月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうげつ70.0%
らふげつ30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するうちに季節は早くも臘月ろうげつ(十二月)のはじめ。この山東地方では月々八日の臘日ろうじつには先祖の墓掃ぼそうまいりをする風習がある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
折ふし延宝二年臘月ろうげつ朔日ついたちの雪、繽紛ひんぷんとして六美女の名にちなむが如く、長汀曲浦ちょうていきょくほ五里に亘る行路の絶勝は、須臾たちまちにして長聯ちょうれん銀屏ぎんぺいと化して、虹汀が彩管さいかんまがふかと疑はる。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
自らを愛づるこころに準らへてしら梅を嗅ぐ臘月らふげつの人
註釈与謝野寛全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
寒きは寒き臘月らふげつの——
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)