“臍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へそ62.4%
ほぞ36.7%
さい0.3%
はら0.3%
ほそ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それでもおへそが大きいやろ。あんまり大き過ぎるのでれて血が出やへんかしら思うて、心配してるのやが、どうもなかったか?」
御身 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「滝川とて、うつけじゃない。おそらく一益、あの禿げ上がったひたいをたたいて、ちと早かったと、ほぞを噛んでおるにちがいないわさ」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(『義楚六帖ぎそろくじょう』にいわく、「『倶舎くしゃ』に曰く、『漸死ぜんしにはそくさいしんとに、最後に意識滅す。下と人と天は不生なり。断末摩は水等なり』」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
よしよしそれではお糸を呼び寄せ、篤と実否を糺した上で、もし実情なら無理にでも、取戻さねば死んだ女房に一分が立たぬと、独り思案のはらを堅めつ、事に托してお糸を招きぬ。
心の鬼 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
やがて静かにほそをまさぐる
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)