“膿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うみ69.2%
22.2%
のう6.0%
うな2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、その版図の前線一円に渡っては数千万の田虫の列が紫色の塹壕ざんごうを築いていた。塹壕の中にはうみを浮かべた分泌物ぶんぴつぶつたまっていた。
ナポレオンと田虫 (新字新仮名) / 横光利一(著)
唯ここに不思議なことは、金蔵は右の足に踏み抜きをして、それがだんだんにんで来て、ひと足も外へ出られないと云うのです。
半七捕物帳:64 廻り灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
夏は破傷風はしょうふうをおこしてすぐのうを持つ。落武者のよく用いる非常療法に灸治きゅうじがある。玄蕃允も、山中の農家へ立ち寄って
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
に、えずうなきてながれぬ、かみに。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)