“能々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よく/\59.1%
よくよく40.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
申さば父の越度をちどとなりまたいはずば吉三郎は殺さるべし兩方まつたきやうには何事もゆかざれども能々よく/\かんがへてこゝろしづかに双方さうはう無事になるやうの御答おこたへ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何うか三八さん(歔欷すゝりなく)あなたのとこへなんぞ申して参られた訳ではございませんが、能々よく/\思召おぼしめして、子供を可愛想と思って
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さてまた正しきは人の持前とは申せども、人は至ってさときものゆえ、正しからぬ事に感ずるもまたすみやかなり。能々よくよく心得べきことならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
此所に能々よくよく眼を御そゝぎ被成、不行と御見とめ被成候時は、ママ論中ニ於て何か証とすべき事を御認被