“義弟君”の読み方と例文
読み方割合
おととぎみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんの頭角とうかくも現わしていない高氏だったが、しかし、前執権ぜんしっけん(——彼の妻登子の兄北条守時は七月七日退職、新たに北条茂時が執権職につく)の義弟君おととぎみとして
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……もし赤橋殿が、次の執権職と定まれば、申すまでもなく、高氏どのは、一躍、執権職のおん義弟君おととぎみと仰がれるわけ……。いや、えらい御栄達が目に見えておる
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)