“義弟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとうと74.1%
おとと14.8%
ぎてい7.4%
ブラザー・イン・ロウ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの人は以前くつ売りだったというじゃありませんか。義弟おとうとの張飛は、ついこの間まで、汝南の古城に籠って強盗をしていたというし。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「言いおく前に、ぜひ知りおきたいことがある。——其許そこもとは前執権の義弟おとと、其許なれば真相もご存知かとおもわれるが」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女は相応そうおうに久さんを可愛かあいがって面倒を見てやったが、無論亭主とは思わなかった。一人前に足らぬ久さんを亭主にもったおかみは、義弟ぎてい稲次郎の子を二人までんだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「親父と義弟ブラザー・イン・ロウですよ。先刻私達のそばを摺れ/\に通ったのは」
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)