“群雀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むらすずめ58.3%
ぐんじゃく16.7%
むらすゞめ16.7%
すずめ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これがぼくら群雀むらすずめの同級生には、鷲みたいな脅威であった。たびたび皆で歯ぎしりしていたが、どうにも強くて彼の影を見ると逃げ廻るだけだった。
太守韓福かんふくは門のわきに馬を立てて、唇を噛んでいたが、群雀ぐんじゃくを追う鷲のように馳けてくる関羽を目がけて、ひょうっと弓につがえていた一矢を放った。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我が爲の道具につかひて、これを足代にとれば何の恥かしきことか、却りて心をかしかるべし、誹はほまれの裏なれば、群雀むらすゞめの囀りかしましとても、垣のもとの諸聲は天まで屆かず
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
群雀すずめのことを考へてゐると——
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)