“罪科”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つみとが51.4%
とが18.9%
ざいか16.2%
ざいくわ5.4%
つみ5.4%
おしおき2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これは助命の願いではございません。どんな罪科つみとががありましょうとも、小三郎は私の許婚、二世をちぎった方に違いはございません」
乃公が死にそうな目に遇ったのは畢竟つまり宿屋の罪科とがだ。それをお父さんが、此は珍らしい魚だ、此辺でなければれない名物だと言ったのも可なり悪い。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
千生は自分の不心得から母が殺されるようになったので、重き罪科ざいかにも行わるべきところ、格別のお慈悲を以って追放を命ぜられた。
廿九日の牡丹餅 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
なせし者なり江戸表へ御供致せば惡事あくじ露顯ろけんいたすべしればたちま罪科ざいくわに行はれんが此儀は如何あらんと云ふに吉兵衞は答へて予が守護を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殺して金を盜み取しことを三五郎へはなした時に三五郎が異見をして博奕打や盜人の金をとり又は殺したり共同じ罪でも罪科つみは輕い素人たゞのひと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
どんな重い罪科おしおきになつてもちつとも不満はありません。けれども私以外の多数の人々です。この人達は私共とは何の関係もありません。
逆徒 (新字旧仮名) / 平出修(著)