“繋合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つなぎあ60.0%
つなぎあわ20.0%
もあひ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片側は、右のその物置に、ただ戸障子を繋合つなぎあわせた小家こいえ続き。で、一二軒、八百屋、駄菓子屋の店は見えたが、からすらなければ犬も居らぬ。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しずかに糸を取って、無心に繋合つなぎあわせて、あかりを宙につるしたと思うと、はかまの下へ手を入れて、片手で赤本をおさえてみたが、そのまま腰を掛けて、また読みはじめる、岩見重太郎武勇伝。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
歸さず是非お附合つきあひなされよと無理に引留ひきとめまだ日も高ければ夕刻ゆふこく迄には寛々ゆる/\としても歸らるゝなり決して御迷惑ごめいわくは掛ませぬといやがる千太郎のひきそでひき萬八の棧橋さんばし繋合もあひたる家根船へ漸々やう/\にして乘込のりこませり是ぞ千太郎と久八が大難だいなんもとゐとこそは成りにけれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)