“繁樹”の読み方と例文
読み方割合
しげき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その鋭い光を横ざまに暗い繁樹しげきの間から投げる博物館の構内——牧草の生ひ繁るなかの小徑を、二人して無言で散歩すると、義雄は異樣な凄みと空想とにおぞが立つのをおぼえる。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)