“縫工”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうこう66.7%
ぬいこう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外には鍛冶のふいごや鎚音つちおともしていた。床場ゆかばの内では、弓の弦師つるし、具足の修理、くさずりの縫工ほうこう研師とぎし塗師ぬし革裁かわたち、柄巻つかまき、あらゆる部門の職人が見える。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
衣服、旗、兵甲などの縫工ほうこうは、すべて侯健こうけんの係。造壁ぞうへき築造ちくぞうの任は、陶宗旺とうそうおう
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
じっさいには、木曾の娘子軍じょうしぐんというものは、粮食の運搬、炊事すいじ、死傷の看護、縫工ぬいこうなどの面で、ずいぶん軍務をたすけていたのではないかと思われる。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)