“緩怠至極”の読み方と例文
読み方割合
かんたいしごく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「誰だ、何奴だ、何奴なれば拙者頭上をめがけて、なんらの先触れもなく——奇怪千万きっかいせんばん緩怠至極かんたいしごく!」
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あまりにも緩怠至極かんたいしごくな阿古十郎の態度に庄兵衛は呆れたり腹を立てたりしているが、しかし、そうばかりもしていられないので、北番所の例繰方れいくりかたに空席のあるのを幸い
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
遅参の条、緩怠至極かんたいしごく
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)