“綽名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あだな99.3%
あざな0.3%
ニックネーム0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と聲を掛けたのは、主人萬兵衞のをひで、藤屋の番頭をしてゐる喜八の女房、綽名あだながガラ留と言はれる、二十七八の大年増お留でした。
それから意見を加えて悪事をめさせ善人に仕立るのが極くすきで、一寸ちょっと聞くと怖いようでございますが、く/\見ると赤子も馴染むような美男びなんですから、綽名あざなを業平文治と申しましたのか
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
仄聞そくぶんするところに依ると、大兄は拙作の小説宮本武蔵のうちに出した本位田又八という人物と同郷同姓であるために、帝大の学生諸君から、「又八、又八」という綽名ニックネームをもって呼ばれ
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)