“絹糸”のいろいろな読み方と例文
旧字:絹絲
読み方割合
きぬいと84.6%
いと7.7%
けんし7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そとで、たこのうなりごえがする。まどけると、あかるくむ。絹糸きぬいとよりもほそいくものいとが、へやのなかにかかってひかっている。
ある少年の正月の日記 (新字新仮名) / 小川未明(著)
貞之進は自分の放埒ほうらつを父が聞及んでのこと、ヒシと胸板を貫かれ、おず/\部屋へ迎え入れたが、庄右衛門は手織のあわせ絹糸いとの這入ったゞけを西条の豪家として、頬から下へ福々しい顔に変りはなく
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
人造人間は、まずくとするも、人造絹糸けんし、人造酒、人造染料、人造肥料、人造光線、人造真珠、人造宝石、などと、数えてゆけば、きりがない。
人造物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)