“絶景”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜっけい57.1%
ぜつけい42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
快川和尚かいせんおしょうの三十ぼうきたえあげられたかれである。目をひらけば、絶景ぜっけい! とさけぶだろう。それくらいな胆気たんきはある、きっと、それくらいなきもはすわっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まえにも申上もうしあげたとおり、わたくし修行場しゅぎょうば所在地しょざいちやま中腹ちゅうふく平坦地たいらちで、がけうえってながめますと、立木たちき隙間すきまからずっと遠方えんぽうはいり、なかなかの絶景ぜっけいでございます。
前にして遠く房總ばうそうの山々をのぞみ南は羽田はねだみさき海上かいじやう突出つきいだし北は芝浦しばうらより淺草の堂塔迄だうたふまではるかに見渡し凡そ妓樓あそびやあるにして此絶景ぜつけい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
巡査じゆんさいつぷく點火つけてマツチを義母おつかさんかへすと義母おつかさん生眞面目きまじめかほをして、それをうけ取つて自身じしん煙草たばこいはじめた。べつ海洋かいやう絶景ぜつけいながめやうともせられない。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)