“経文歌”の読み方と例文
読み方割合
モテット100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも伸子は、その咽喉のどえぐった鎧通よろいどおしを握って失神し、なお、奇蹟としか考えられない倍音が、経文歌モテットの最後の一節において発せられている。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
経文歌モテットの「アレルヤ」は映画「オーケストラの少女」のディアナ・ダービンで一般に知られたが、ダービンよりはコロムビアのギンスターがうまく
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
その時、この殺気に充ちた陰気な室の空気をゆすぶって、古風な経文歌モテットを奏でる、わびしい鐘鳴器カリリヨンの音が響いてきた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)