“絁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つむぎ33.3%
きぬ33.3%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賦役令によると、絹、つむぎ、糸、綿、布などが物産のまっ先に掲げられている。この糸が絹糸、綿が真綿まわたであるとすれば、それも養蚕の仕事に属するのである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
ここにわたの神みづから出で見て、「この人は、天つ日高の御子、虚空つ日高なり」といひて、すなはち内に率て入れまつりて、海驢みちの皮の疊八重一一を敷き、またきぬ疊八重一二をその上に敷きて
水はあまりなかったが、大きな一枚石で、下りられそうもない、崖へ来ると、雪解の水が、ちょろちょろ流れる、その上へかざした白樺の細い幹が、菅糸を巻いたような、白い皮をぐらかして
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)