“紅友禅”の読み方と例文
読み方割合
べにゆうぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美しくよみがえりかけている少女と、醜くく強直している少女と……中にも解剖台上に紅友禅べにゆうぜんを引きはえました少女の肉体は、ほんの暫くの間に著しく血色を回復しておりまして
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼女はいつもねまきにしている、十六七歳時代の紅友禅べにゆうぜん長襦袢ながじゅばんを着せられていた。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
振袖の三枚がさねを掴みのけて、棺のかたわらに押し込みますと、その下から現われましたのは素絹しらきぬに蔽われました顔、合掌した手首を白木綿で縛られている清らかな二の腕、紅友禅べにゆうぜん長襦袢ながじゅばん
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)