“紀路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きぢ50.0%
きじ16.7%
きのじ16.7%
きのぢ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三月やよひにもなりぬ。金忠、豊雄夫婦にむかひて、都わたりには似るべうもあらねど、二四八さすがに紀路きぢにはまさりぬらんかし。二四九名細なぐはしの吉野は春はいとよき所なり。
他人あだしひとのいうことをまことしくおぼして、あながちに遠ざけ給わんには、恨みむくいん、紀路きじの山々さばかり高くとも、君が血をもて峰より谷にそそぎくださん」
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
紀路きのじにもりず夜を行く雁一つ
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
紀路きのぢにも下りず夜を行く雁一つ
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)