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糟
ふりがな文庫
“糟”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かす
92.0%
ぬか
8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かす
(逆引き)
初雄 えへん、君はこの村において、
肥料
(
こやし
)
の
糟
(
かす
)
にもならない、更に、あえて、しかしてその、いささかも用のない人です。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
要するに
廢
(
すた
)
れて放擲られた都會の生活の
糟
(
かす
)
と
殘骸
(
ざんがい
)
………雨と風とに
腐蝕
(
ふしよく
)
した
屑
(
くづ
)
と切ツぱしとが、
尚
(
なほ
)
しも
淋
(
さび
)
しい
小汚
(
こぎた
)
ない
影
(
かげ
)
となツて
散亂
(
ちらば
)
ツてゐる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
糟(かす)の例文をもっと
(23作品)
見る
ぬか
(逆引き)
と云って、国の母の手づくりのかき餅、
糟
(
ぬか
)
づけの瓜など届けて呉れることがあった。千鶴子が思いがけず半紙から練香を出して火鉢に入れたりした。
沈丁花
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
例えば室内に
刀掛
(
かたなかけ
)
があり、
寝床
(
ベッド
)
には日本流の木の枕があり、
湯殿
(
ゆどの
)
には
糟
(
ぬか
)
を入れた糟袋があり、食物も
勉
(
つと
)
めて日本調理の
風
(
ふう
)
にして
箸
(
はし
)
茶椀なども日本の物に似て居る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
糟(ぬか)の例文をもっと
(2作品)
見る
“糟”の意味
《名詞》
(かす)酒を絞ったあとにできるもの。
(出典:Wiktionary)
“糟(かす)”の解説
かす(滓、糟、粕、残渣)は、原料となる液体や固体などから目的の成分を取り除いた後に残る不純物やあまりの部分。絞り残りなど。転じて、良い部分を取り去って後に残った不用の部分。劣等なもの。つまらぬもの。
(出典:Wikipedia)
糟
漢検準1級
部首:⽶
17画
“糟”の関連語
滓
粕
残滓
残渣
“糟”を含む語句
糟糠
糟粕
糟屋
甘糟
糟谷
鰊糟
油糟
酒糟
甘糟備後
糟毛
糟邱
糟谷宗秋
糟谷弥次郎重行
糟谷権守
糟谷獣医
糟谷良斎
糟谷道教
麻田糟輕
締糟
蝋糟
...
“糟”のふりがなが多い著者
小出楢重
村井弦斎
十一谷義三郎
山東京山
武田麟太郎
三島霜川
柳田国男
高浜虚子
福沢諭吉
吉川英治