“節廻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふしまわ77.8%
ふしまは11.1%
ふしまわし11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、歌出うたいだしの「秋——」という節廻ふしまわしから拍子の間取まどりが、山の手の芸者などには到底聞く事の出来ぬ正確たしか歌沢節うたざわぶしであった。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それに節廻ふしまはしがあれで中々なか/\込み入つてゐるんで、うしてもうま不可いかん。今度こんだ一つるから聞いて呉れ玉へ
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
という一番高い節廻ふしまわしをば枯れた自分の咽喉のどをよく承知して、たくみに裏声を使って逃げてしまった。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)