“等分”の読み方と例文
読み方割合
とうぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを聞いて一同は、広告気球の消え去った方角の空と羽田の空とを等分とうぶんながめながら、いつまでも立ちつくしていた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
着物きものまをすまでもなし、つち砂利じやり松脂まつやにあめぼう等分とうぶんぜて天日てんぴかわかしたものにほかならず。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
私達は四人ではなかつたか? 二萬ポンド等分とうぶんすると五千ポンドづゝになる——あり餘るほど十分だ。公平にしよう——お互ひの幸福が確立されるだらう。今や財産は私に重荷を負はせない。