“競合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せりあ50.0%
せりあい37.5%
ぜりあ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鹿毛と卯月とが、烈しい脚を競合せりあって駈けたのを、遠くから眺めていた家臣たちは、やがて敗れた信長が、途中で駒から降りてしまったのを見ると
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私「それは御互おたがいに弱い人間同志の競合せりあいを云うんだろう。僕のはそうじゃない、もっと大きなものをすのだ」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
金色のひげを生やしたコカールがいた。彼はただ少しの小競合ぜりあいを期待してるばかりであって、まさに水が堤にあふれんとする瞬間を老練な眼で見守っていた。その先のほうには別嬪べっぴんのベルトがいた。