“窓框”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まどわく44.0%
まどがまち36.0%
まどかまち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして次の瞬間、引込んだ老人の影を追ふやうに、窓框まどわくに手を掛けた平次の身體が、輕々と窓にね上がつて、老人の部屋へ飛込んでゐたのです。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
くやしいことと云いながら、津留はつと手を伸ばし、ひさしに吊ってある青銅の古雅な風鈴をはずして、そのまま窓框まどがまちに腰をかけた。
日本婦道記:風鈴 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
とにかく二十分ほど、がらんとした空室あきべやの中へ靴のまま上がって、窓框まどかまちに腰をかけて待っているうちに神村は出てゆきました。
アパートの殺人 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)