“突抜”の読み方と例文
読み方割合
つきぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背後うしろ突抜つきぬけの岸で、ここにもつちと一面な水があおく澄んで、ひたひたと小波ささなみうねりが絶えず間近まぢこう来る。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かまふものか このまゝ発射はつしやして屋根やね突抜つきぬいてしまふんだ
あなたののきならび三軒目——さよう、さよう、さよう、それ、前夜、あなたが道を違えて、捜したとお話しのじゃ。唯今の自動車屋が、裏へ突抜つきぬけにその娘の家でありますわ。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)