“突合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきあ45.5%
つきあわ18.2%
つつきあ18.2%
つきあは9.1%
つきあはせ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
板戸一つがぐ町の、店の八畳、古畳の真中に机を置いて対向さしむかいに、洋燈ランプに額を突合つきあわせた、友達と二人で、その国の地誌略ちしりゃくと云う、学校の教科書を読んでいた。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お筆さんを奥へ連れてってなだめて居る内に、お筆さんが居なくなったのだが、桂庵婆アに突合つきあわして掛合えば何うでもなるが、何ういう理由わけだか薩張さっぱり理由が分らねえ
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
はりつけめ。」と角目立つのめだってあられもない、手先の突合つつきあいが腕の掴合つかみあいとなって、頬の引掻競ひっかきくら
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さして送らせける其後種々しゆ/″\樣々さま/″\吟味有けるに先の申たてと相違も無きこと故これより大惡の本人ほんにんたる重四郎の段右衞門と愈々いよ/\突合つきあはせ吟味とこそはきはまりけれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぬすみたりとの言懸りは是れも其方が仕業しわざなるべし有體に白状せよと申さるゝに久兵衞こゝろうちに今度の事は其節そのせつ五兵衞と突合つきあはせになり一旦白状したれば今さら爲術せんすべなけれども百兩の金は何所どこまでも文右衞門におはかれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)