“空舟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うつろぶね33.3%
からふね33.3%
からぶね33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見よ、空舟うつろぶねりて、殘る船板ふないたをアポロオンにり刻みし未開人の如く
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
急灘きゅうなんを落ち尽すとむこうから空舟からふねのぼってくる。竿も使わねば、櫂は無論の事である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
下司げすの智慧は後からで、それならなぜ、人も乗っていない空舟からぶねをお手前、あわてて、追い駈けて行ったんだ」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)