“稲架”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はさ28.6%
はざ28.6%
いねかけ14.3%
とうか14.3%
はぜ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野原に出て行って稲架はさの間などで遊ぶ時の声と、夕方ねどこにしている木や竹藪たけやぶに戻って、騒ぎ立てるものとはよほどよく似ている。
渓谷けいこくの少し開けて稲架はざありぬ
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
二人の百姓はずっとはなれた稲叢いなむらのところにおり、七十郎は畦道に立っている稲架いねかけから、手ごろの添木を一本抜き取った。
足が擂木すりぎだったのはその老女の方で、大師はその罪の跡をかくすべく雪を降らせて下さったように、語られている土地も多いが、それにもなお隣の田の稲架とうかから
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
刈った稲束は一たん田のあぜに逆さに並べられて幾日か置かれる。それからやがて本式に稲架はぜにかけ並べられる。
山の秋 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)