“神妙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんみょう41.9%
しんめう25.8%
しんびょう19.4%
しんべう6.5%
じんめう6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ林太郎にとって少し困ったことは、しろ公をおともにつれてきたのに、しろ公はおともらしく神妙しんみょうにしてついてこないことでした。
あたまでっかち (新字新仮名) / 下村千秋(著)
三月さんぐわつのはじめ、御近所ごきんじよのお醫師いしやまゐつて、つゝましく、しをらしく、たゞあま見榮みばえのせぬをとこうでをあらはにして、神妙しんめう種痘しゆとうませ
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
初さんがこれほど叮嚀ていねいな言葉を使おうとは思いも寄らなかった。おおかた神妙しんびょうに下りましょうと出たんで、幾分いくぶん憐愍れんみんの念を起したんだろう。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
獣皮かはいぢりでもして、神妙しんべうに引込んでるのが、丁度彼の先生なぞには適当して居るんだ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
すべて神妙じんめう肉知にくちを以てはかるべからず。