“神下”の読み方と例文
読み方割合
かみおろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時分にチベット政府が例のネーチュンなる神下かみおろし、気狂いのいう事を聞いてシッキムの国境へこれまでなかったところの城を一つ築いた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
大助はとうとい事を発明した。それは狐憑きつねつきを呼んで来て、神下かみおろしをかけて、一々名前を訊き出すといふ事だ。大助は狐憑きの言ふが儘に、ちやんと十九人の名前を書きとめたものだ。
そのうちのよいのを二つ取って、例の神下かみおろしに尋ねてどっちがいいかということを聞いて、その一つを取るんです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)