“礎石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そせき57.1%
いしずえ21.4%
いし7.1%
したいし7.1%
だいいし7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またべつ先生方せんせいがたからおきになる場合ばあひがありませう。なほふるいおてらのあつたところには、かはらのほかにおほきなはしら礎石そせきのこつてゐることもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
お家万代の礎石いしずえを据えたと信じている大変な親爺おやじで、口やかましい事と、腕っ節の強いことでは江戸屋敷中の評判者
昔は大名か何かの、奇麗な御殿があった所だと見えて、大きな礎石いしや、かわらかけや、石垣などが残っています。
迷い路 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二、三日前に石辰の職人は、泉岳寺へ石碑を曳きこんで、礎石したいしから碑の組立てを済ましていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうして、おじいさんは日中ひなかむらから、むらあるきましたけれど、晩方ばんがたにはいつも、この城跡しろあとにやってきて、そこにあった、むかしもんおおきな礎石だいいしに、こしをかけました。
海のかなた (新字新仮名) / 小川未明(著)