“石灯籠”の読み方と例文
旧字:石燈籠
読み方割合
いしどうろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野幇間のだいこの奇月宗匠は、庭の上へ蛙のように叩きのめされた上、手頃の石灯籠いしどうろうを首筋から背中に背負って、血へどを吐いて死んで居たのです。
銭形平次捕物控:245 春宵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
はりこの鳥居とりいだとか、石灯籠いしどうろうだとか、石膏せっこうでつくった銅像のようなもの、そのほか、いろいろのものが、雨ざらしになって、おいてあるのです。
妖人ゴング (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それから、この家の忙しい疎開振りを眺めて、「ついでに石灯籠いしどうろうも植木もみんな持って行くといい」などわらうのであった。
壊滅の序曲 (新字新仮名) / 原民喜(著)