“短靴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんぐつ85.7%
バシマク14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……いかにもおれの親父はどん百姓だったが、おれはというと、この通り白いチョッキを着て、茶色い短靴たんぐつなんかはいている。雑魚ざこのととまじりさ。
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
二本ともそろっていた。うすい肌色の長靴下をはいている。そして靴は短靴たんぐつ。スポーツ好みの皮とズックでできているあかぬけのした若い婦人向きの靴だった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それが短靴バシマクに由来するものであることは明らかであるが、しかしいつ、いかなる時代に、どんなふうにして、その姓が短靴バシマクという言葉から出たものか——それは皆目わからない。
外套 (新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)