“眼遣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めづか46.2%
めづかい38.5%
めづかひ15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あのなつかしい眼で、優しい眼遣めづかいをただの一度でもしていただく事ができるなら、僕はもうそれだけで死ぬのです。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
敬太郎は自分の存在をわざと眼中に置かないようなこの眼遣めづかいの底に、かえって自分が気にかかっているらしい反証を得たと信じた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
代助は是を黒眼くろめの働らきと判断してゐた。三千代みちよが細君にならない前、代助はよく、三千代みちよう云ふ眼遣めづかひを見た。さうして今でもく覚えてゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)