“真赤”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞赤
読み方割合
まっか81.3%
まつか16.1%
まあか0.6%
まか0.6%
まツか0.6%
マツカ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日が小豆島のむこうに落ちたと思うと、あらぬかたの空の獅子雲が真赤まっかに日にやけているのを見る。天地が何となく沈んで落着おちついて来る。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
あまりの労働はたらきはねあひだ垂々たら/\と、あせか、しぶきか、羽先はさきつたつて、みづへぽた/\とちるのが、ごといろづいて真赤まつかあふれる。……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
風吹きてさむきみ冬を御垣みかきした浜防風の茎の真赤まあか
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
真赤まかんだのも稀にまじつて居て其度そのたびに日本の秋を想はせた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
年紀としわかし、お前様まへさんわし真赤まツかになつた、んだかはみづみかねて猶予ためらつてるとね。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ソコデ、洋服ヤヘ、真赤マツカナ洋服ヲタノミマシタ。