“真角”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まっかく50.0%
まっかど25.0%
まつかく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四寸ばかり延びて真角まっかくに切れて居る、銅で作った古代支那の貨幣で、一つは浩一郎殿へと書いて、銀で作った、可愛らしい鍵です。
古銭の謎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
あかりは水道尻のその瓦斯がすと、もう二ツ——一ツは、この二階から斜違はすっかいな、京町きょうまちの向う角の大きな青楼の三階の、真角まっかど一ツ目の小座敷の障子を二枚両方へ明放したうちに、青い、が
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あの透明な大きなはねを背負うた青い小娘の息のやうにふはふはした小さな虫が、漆黒しつこくなぴかぴかした多少怪奇な形をそなへた帽子の真角まつかくなかどの上へ、頼りなげに併しはつきりととまつて