“相方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいかた69.4%
そうほう13.9%
さうはう11.1%
あひかた2.8%
さうほう2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また或る人たちが下司な河岸かし遊びをしたり、或る人が蒲団ぶとんの上で新聞小説を書いて得意になって相方あいかたの女に読んで聞かせたり
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
万事が金銭上の義理ばかりでなくて相方そうほうの好意から自然とお糸は葭町へ行くようにれがいるともなくきまっていたのである。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
萬事ばんじが金銭上の義理ばかりでなくて相方さうはうの好意から自然とおいと葭町よしちやうくやうにれがひるともなくきまつてたのである。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
何の商賣などがおありなさらう、そんなのでは無いと言ひながら蒲團の上に乘せて置きし紙入れを取あげて、お相方あひかたの高尾にこれをばお預けなされまし
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
相方さうほうの理由を僕に聞かせて呉れ、そして喧嘩は僕に預けて呉れ——まさか理由がそんなわけではないと思つたから夢中になつて仲裁したのだが、決して誰も理由を云はない、任せようとはしない
円卓子での話 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)