“相反”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいはん44.4%
あいそ22.2%
あいそむ22.2%
あひそむき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といったような全然、相反あいはんする二つの考えが、草川巡査の神経の端々を組んず、ほぐれつ、転がりまわり初めたのであった。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
誰何すいかしましたけれども、それを耳に入れる様子はなく、それとは相反あいそれた方へ行ってしまいながら
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いつもこの老参謀の言は、信玄と相反あいそむく場合が多い。なぜならば信玄は果断直行に富み、この老人は、ひどく要心ぶかいからだった。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然處しかるところ貴君の行跡全く此希望と相反あひそむき候は、今更是非なき次第と諦念あきらめ候より外無之候。