“目睫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくしょう90.6%
もくせふ6.3%
めまじ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新しく計画した生活上のプロットが既に目睫もくしょうに迫っている折からだったので、この行程は最もすみやかに処置して来なければならなかった。
ゼーロン (新字新仮名) / 牧野信一(著)
遠く望めばブランデンブルク門を隔てゝ緑樹枝をさしはしたる中より、半天に浮び出でたる凱旋塔の神女の像、この許多あまたの景物目睫もくせふの間にあつまりたれば
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
にもとうなづく老女の顔を見て安心し、またそつと奥様の方をぬすみ見るに、目睫めまじもせで我が顔をまもりゐたまふに気後れしてや、しばし行きつまりてまた覚束なき語句をつづけ
磯馴松 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)