“盟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちか63.6%
ちかい16.4%
ちかひ7.3%
めい7.3%
うけ1.8%
ちこ1.8%
メイ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度の布告で見ると、諸藩の藩主または重職らが勤王をちかい帰順の意を総督にいたすべき場所として指定された場所も、また本陣である。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
日頃、ちかいの血をすすり、義を天下に唱えながら、こんな仲間割れの醜態を、世上へさらしたら、民衆の信望はいっぺんに失墜してしまうに相違ない。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四二兵機へいきのことわりは四三をさをさしく聞えければ、ひとつとして相ともにたがふ心もなく、かつで、かつよろこびて、つひに兄弟のちかひをなす。
さきには、きたしょうめて、一きょ柴田勝家しばたかついえ領地りょうち攻略こうりゃくし、加賀かがへ進出しては尾山おやましろに、前田利家まえだとしいえめいをむすんで味方みかたにつけた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(一四の七一に「ペテロうけい」とある原語は、「アナセマ(詛)を言う」という字で、「自分の言う言葉に偽りがあるならば、我は詛われよ」、という強い誓いの文句です)
残るは妾ただ一匹、年頃契り深からず、石見銀山いわみぎんざん桝落ますおとし、地獄落しも何のその。縦令たとひ石油の火の中も、たらいの水の底までも、死なば共にとちこふたる、恋し雄に先立たれ、何がこの世の快楽たのしみぞ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
即チ、ワレ等六名、天ニ代ッテ、懲罰チョウバツヲ下シ、以テ侫吏ネイリ肝胆カンタンニ一サツ腥風セイフウヲ与エントスル者ナリ。モシメイヲ破リ、異端ヲ抱ク者アラバ、ソレ天ノ冥罰ミョウバツヲ受クルモ恨ミナキコトヲ天地ニ誓ウ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)