“皺嗄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しわが68.4%
しゃが15.8%
しやが15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父の弥右衛門はまだ四十がらみであったが、長年、廃人同様な起臥おきふしをしているので、せきの声まで、五十過ぎの人みたいに皺嗄しわがれていた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その信長の叱咤も、今は声も皺嗄しゃがれてしまって、何を叫んでいるのか、意味も聞き取れなくなっていた。けれど言葉の意味などは、もう将士に不要になっていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
皺嗄しやがれたほとん聴取きゝとれないほどこゑで、うたふのが何處どこともなくきこえた。わたしおもはずすこあゆみゆるくしてみゝかたむけた。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)