“白酒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろざけ58.3%
しろき25.0%
パイチュウ8.3%
ブロン8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海にむかった室で昼間の一酔いっすいに八十翁もよばれてほろよいになると、とてもよい声で、哥沢うたざわの「白酒しろざけ」を、素人しろうとにはめずらしいうたいぶりをした。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「御酒」は、祝杯をあげることで、キは酒の古語で、「黒酒くろき白酒しろき大御酒おほみき」(中臣寿詞なかとみのよごと)などの例がある。この一首は、真面目に緊張して歌っているので、こういう寿歌のたいを得たものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ドラム罐ではなく、かめ風呂である。ドラム罐の湯は荒々しいが、甕のは当りがやわらかで、彼等は気に入っていた。それから戦友五人と酒盛りが始まった。酒は白酒パイチュウである。
狂い凧 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
白酒ブロンは頭に来るから、晩餐には赤い方がいいでしょうなどと、親切な注意もうれしかった。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)