“白犬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろ50.0%
しろいぬ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何と言ふ色氣のない顏をするんだ。縁先で遊んで居た白犬しろが逃出したぢやないか、手前てめえに喰ひ付かれると思つたんだらう」
そのそばにおなじみの白犬しろが頭を地につけて眼を閉じて眠っている。郵便集配人がズックの行嚢こうのうをかついではいって来る。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
にん子供こどもらは、いつしかあめチョコをはこからしてべたり、そばをはなれずについている、白犬しろいぬのポチにげてやったりしていました。
飴チョコの天使 (新字新仮名) / 小川未明(著)
白い絹糸の毛をはやした大きなオモチャの白犬しろいぬを、だいじそうにかかえて、小林君といっしょに、二階からおりてきました。
探偵少年 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)