“白毛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらが73.7%
はくもう10.5%
しらげ5.3%
しろげ5.3%
びゃくもう5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほおの色つやもめつきり増し、白毛しらがも思ひのほかふえ申さず、朝夕の鏡にむかふたびに、これがわが顔かとわれながら意外の思ひを……」
死児変相 (新字旧仮名) / 神西清(著)
この蓬々ほうほうとなっているのは、その実のいただきにある長い花柱かちゅう白毛はくもうが生じているからである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「ふふーン」兄は大きい歎息ためいきをついて、白木警部のさし出す懐中電灯の下に、その得態えたいの知れない白毛しらげに見入りました。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私は少年の頃白毛しろげ仔犬こいぬを飼つた事があつた。仔犬は閑さへあれば近所の犬と咬み合ひをしたが、いつも負かされがちだつた。
白毛びゃくもう朱面しゅめん大狒おおひひ飛来とびきた
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)